山の楽しみ
小屋閉めまで後わずか。
去年はボートで荒川を下り帰宅しましたが今年はどうやって…といろいろ想い巡らせていました。
去年の川下りゴールの際、わざわざ出迎えてくれた友人に「来年は?」と聞かれ、「もうイヤ!」と即答しましたが、時間が経つにつれまた無性にやりたくなったり。しかし諸事情で川下りは無理そう。
ならば雲取方面に縦走して、自宅の国分寺までテクテク歩いて帰るか…とか考えていました。
が、なにやら山に対するモチベーションが上がらず。今年は素直に下山、秩父夜祭りでも見て帰宅する事にしました。
でも…やっぱりつまらんかなあ…。
先日、大きな犬を連れた若い単独(あ、犬がいるから単独じゃないかあ)のテント装備の女の子が小屋を通過しました。水を汲ませてくれというその子と暫し話しました。
どこから来たのかと聞けば、国師岳から南に延びる尾根、シャクナゲ尾根を乾徳山から歩いてきたと言います。一般的とは言えないコース、随分と渋いコースを選んだねぇと言うと
「人が歩いてなさそうだから」と言います。
ん〜、いいなあ。
その感じ。
奥秩父のマイナールートの話をすると地図を広げて目を輝かせるその姿、最近俄かに流行りつつある(らしい)山ガールとはかけ離れた雰囲気に頼もしささえ感じてしまいました。
テント山行はまだ始めたばかりといいますが、なかなかどうして、しっかりとした山の考え方、感じ方、捉え方をしていました。
ひとりで歩くにはしっかりと計画をたて、たくさんイメージをしなくてはなりません。リスクも多くなるしもちろん荷物も重くなります。ましてや破線ルートや地図にないコースならなおさら。
故に、起こる全てが自分の力になるわけです。ハプニングも感動も全て次につながるわけです。不安もあればそれ以上の気楽さ、自由もあります。人の行かないところを歩く、人の行かない時期に歩く、体力や多少の技術は必要ですが勢いが勝れば、想いが勝れば何とかなるものです。失敗も次に必ず活かされます。
計画段階でワクワクする山。想像膨らむ時間。
ああ〜、いいなあ。
モチベーション下がって腐り気味だった私のケツを蹴っ飛ばされた気持ちでした。
甲武信小屋周辺でまだ行ったことのない気になる沢、尾根、まだまだたくさんあります。
ドキドキワクワクするような事、山に限らずたくさんやりたいなあ。
いや、やらなくちゃねぇ。
あ、でも今年はお祭り見物して普通に帰りますが(笑)。
一昨日、初雪、初冠雪。
うっすら積もった雪は降雪後の太陽で一瞬にして消えてしまいました。
今朝の気温はプラス3℃。暖かいです。
明後日くらいからまた冷え込みそう。
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