さて毛木平、千曲水源のコースです。
この日川上村の朝の気温はマイナス11℃。この冬一番の冷え込みだそうです。
常連1号さんからの情報通り駐車場から10cm程度の積雪。カリカリの雪面あるので早々にアイゼン装着が良いでしょう。
中間のナメ滝辺りもやはり1号さんからの情報通り30〜40cm。この辺りから水源までは踏み跡ありで先行者の跡を外さなければ潜ることも少ないでしょう。
水源辺りで40cmくらい。
我々が上がった時にはトレースもここまで。
ここから山頂までは膝下〜膝上くらいのラッセルを強いられました。
喘ぎ喘ぎ登り見晴らしのよい山頂へ飛び出れば白く美しい富士山が「おう、よく来たな」と微笑んでくれます。
小屋に着くと50cmほどの雪が屋根に乗っていました。小屋の周りで50〜60U+339D。
小屋を開けて約1ヶ月振りにストーブに火をいれます。ストーブにかじりつき片付けの算段をしているところにでっかい荷物を背負った山ではMのS姉さんが戸渡尾根から到着。
S姉さんからの西沢戸渡尾根徳ちゃん新道の情報です。
登山道入り口には積雪なし。近丸新道との分岐点よりやや下から雪が出てきて陽に当たって溶けた雪が凍っている箇所あり。
分岐点から雪がしっかり付き始め高度を上げる毎に増えていきます。
2300m辺りで30〜40cm。
木賊山あたりではもう少しあるようです。
しかし入山者が多かったようでトレースもしっかり付いていたようでアイゼンを効かせて快適に登れたそうです。戸渡尾根は南面なので千曲水源コースよりもやや楽だったでしょう。もちろん斜度ははるかに戸渡の方がキツいですが。
常連のMさん、S姉さんのSMコンビに手伝ってもらい小屋を再び営業モードへ。感謝です。
今朝の気温はマイナス12℃。更に昨夜ちらついていた粉雪は積雪を20cmほど増やしました。
更に年末年始はどうやらお天気優れない予報で、あとどの位増えるか…。
ここ数年ではやや多目な小屋の周りの雪景色です。
お正月はこの位の雪が楽しいですね。きれいです。
明日は毛木平へ下山。お正月恒例の樽酒を背負い再び小屋に戻ります。
雪は楽しいですがボッカとなると…ちょっと辛いっすなあ。
装備ですが、完全冬装備で。アイゼンは6本爪以上が良いでしょう。土踏まずに爪がちょっと出た4本爪アイゼンはほんの気休め。
10〜12本爪のアイゼンを履き慣れていればそれに越したことはないでしょうね。ピッケルよりもストックが有効かと思います。
スパッツは必ず。勿論冬用の手袋は替えも忘れずに。ヘッドライトと予備電池も忘れないで。
装備と計画さえしっかりしていれば素晴らしい雪景色を堪能出来ると思います。
ちなみに雁坂方面のコースはトレースあり。大弛方面の縦走路は昨夜泊まったテント泊のお兄さんが初トレースです。今日はどこまで行けたかしら。
さて、川が気になる方への情報です。
寒いから沈には気をつけてください。
さあ、年明けまであと2日!
それまでも少しがんばりますか!
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