クリスマスボッカ

きーちゃん

2011年12月25日 12:01

今年もいつの間にか、あと数日となりました。
歳のせいなのか、本当にあっという間。10年前なら、まだ7月後半くらいでしょう。

そんな年の瀬23日〜24日で、年末年始の食料等の荷揚げに行って参りました。

例年ですと、27日くらいに一発目の荷揚げ。二発目が30日でした。
下界に居られる時間は長く取れますが、しかし毎年慌ただしい。
で、今年はちと面倒ですが、23〜24で小屋一泊で荷揚げ。いったん帰宅して再び27日に荷揚げ。で、年末の荷揚げは完了。
こうすれば30〜31日はバタバタしないですみますからね。

しかしもちろん一人でこれをできる訳無く、友人達の協力によって成り立ちます。

今回は長野側の毛木平からこのメンバーで。

古い常連、ここでもお馴染みすーさん、群馬に単身赴任中の山キチKさん、紅一点掃き溜めにナントカSさん。と私の4人。
気心知ったメンバーでの荷揚げ、登山道偵察山行です。


毛木平の駐車場。

うっすら積もった雪。3センチくらい。スタッドレスで問題なく入れました。気温はマイナス5℃。もっと寒く感じる。


歩き始め30分くらいの山の神に挨拶。

昨年、一昨年は既にアイゼンを装着してました。
今年は雪が少ない。


しかしアブラ氷、テロテロに凍った箇所はたくさん。

こんな所の通過はアイゼン無しでは無理。横着すると写真の方の様になります。Sさん、演技ご苦労さん。


中間辺りのナメ滝。

流れの周りは分厚い氷の要塞の様。こんな景色を見られるのも冬ならでは。


様々な形の氷。度々足を止めてしまいます。私が下界でフラフラしている時間にゆっくりと形を創っていたのね。

景色も良いですが足元は気を付けて。

こんな所や

こんな所や

こんな所が出てきます。
怖いです。でもアイゼン履けば大丈夫。早めの装着をおすすめします。

10センチ程度のうっすら積もった雪を踏みながら歩き千曲川水源に到着。

ここも変わらず10センチ程度の積雪。
少ない。本当に少ない。

いつもは雪が吹き溜る稜線もやはり10センチ程度。

歩く分には楽。本当に楽。しかし些か寂しい・・・。


山頂直下も岩が露出。

アイゼン履いていると歩き辛い。くれぐれも慎重に。


陽の当たる山頂もこの通り。

雪は少ないが気温はしっかり寒い。山頂はマイナス12℃。
  
おひさしぶり!富士山!

お元気そうで!


雪の無い山頂から小屋までの急な樹林帯はアイゼン必携。うっすらでもしっかり滑ります。


小屋はと言うと・・・。

約3週間ぶりの小屋。変わらずどっしり建っていました。
しかし雪が少ない。こんなの初めてかも。皿を洗う水が作れるかしら。


これは24日の状況で、もちろんこれから変わります。雪が増えるかもしれません。
少ない積雪なれど冬の山。コースタイムは何割増かで計画してね。目的地に早く着くぶんには損は無いです。早めに宴会すれば良いのですから。日帰りでもヘッドライト、非常食、防寒着、ツェルトは必ず。
アイゼンはもちろん。できれば最低6本の爪があると安心。履き慣れているならば12本が楽ですが。
この辺りの一般ルートならば、こだわり等無ければピッケルよりもストックが有効かな。
これから冬山を、と思っている方には丁度良い奥秩父の年末年始。
装備と心構えはしっかりね。小屋の中も寒いですからね、ウチの場合は。
でも、楽しい年末年始をご提供いたしますよ。遊びに来てね。


さて、重たい荷を背負い着いた甲武信小屋。
皆ありがとう。お疲れ様。
雪掻く世話も無く打ち付けた戸板を外し、ほのかに暖かさ感じる小屋内へ。
外はマイナス12℃。小屋内はマイナス7℃。

先ずは感謝の仲間に『暖』をご馳走しましょうか。

それからゆっくりと、クリスマスイブイブの晩を楽しみました。あっ、もちろんグダグダですが。
星,そして関東平野の夜景も奇麗でした。一人でセンチになったりして。テへ。

次の日の朝はマイナス15℃。寒い。
いったん帰宅。

明日26日には違うメンバーで再び川上村へ。

年賀状、書いてないなあ。

あと一日欲しい・・・。


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