クリスマスボッカと千曲源流

きーちゃん

2012年12月25日 21:28

すっかりご無沙汰のブログです。引っ越したり風邪引いたり、何かと忙しくも、久々の下界を満喫しておりました。
そんな下界の時間もつかの間、そろそろ年末年始の営業の準備です。
まずは第一弾荷揚げ、恒例になりそうなクリスマスボッカを23日〜24日で行ってきました。
信州側の千曲川源流のコースを歩いたので、道の状況を。
川上村梓山のこの日の朝の気温はマイナス5℃。
毛木平の駐車場には、23日の朝にはなし。24日の下山時にはうっすらとありました。
ゲートから30分ほどの林道も凍結箇所は多々。気を抜かぬように。

林道終点から早速イヤらしい凍結が。

ナメてかかったら怪我します。我々はここでアイゼン装着。

しばらく歩けば雪もしっかり出て来てきれいな雪の森。

この日参加してくれた友人達。私含めて5人。

コース上で中間くらいにあるナメ滝で20cmくらい。

やはり冬はこのくらいの雪がないとね。きれいだねえ。

柔らかい雪面を蹴飛ばしながらさらに上へ。



この日、先行者が二人いたおかげで順調に水源へ。

30cmくらいの積雪。
千曲川源流はひっそりと雪の下に隠れていました。

ここから斜面も増して稜線へ。
吹き溜りは膝くらいまでの積雪。久しぶりの重い荷を背負う山だったので些かバテてきます。風邪気味の私は鼻水がタラタラ。

ようやく陽の当たる稜線にでて一息。国師岳方面の縦走路はトレースなし。

樹林帯を抜けると冷たい強い風が吹く岩場。

息をのむような青の空。

甲武信岳山頂。

寒い。

私的に、荷物の重さを考慮してのコースタイムは5割増の時間で小屋に到着。この時期なら当然の時間かな。

小屋の周りで30〜40cmの雪。
極端に少なかった去年から、今年はまあ普通の雪の積り具合だな。

さっそく雪を軽くかいて小屋をあける。

小屋の中を一通り見回り、水を作ってお疲れさんの宴へ。
この晩はマイナス14℃。
程よい疲れに酒も回って、クリスマスイブイブの聖なる夜は、いつもの通りの下品な宴となりました。


毛木平からのコースはこんな感じ。


西沢渓谷からの戸渡尾根方面にはトレースがしっかりついてました。冬にはだんぜん登山者が多い戸渡コース。
締まったトレースでした。


気温はかなり低いので防寒具はしっかり。アイゼンも最低6本爪はあった方がいいでしょう。縦走路を歩くならばワカンもあれば心強いね。
ピッケルよりもストックの方が有効ですが、なれた道具ならどちらでも。
日帰りの場合でも、ヘッドライト、非常食、ツェルトは必ず。

年末年始、甲武信に限らず2000mを超える山を計画している方は参考までに。

厳しくも素敵な雪の山。計画と装備、気持ちさえちゃんとそろえれば愉しい思い出となるでしょう。


今回、師走の忙しい時期に時間を割いてボッカをしてくれたKさん、Sさん、ijrさん,Hpさん、本当にありがと。

で、第二回ボッカは28日。
そのまま片付けをして年末年始営業です。
12月29日から1月4日までです。

今年も常連さん、初めての方、小屋番、隔たりのない賑やかな年越しをしますよ。
いつもと違う食べ物、お酒、用意してお待ちしてます。





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