台風の備え
台風19号が近づいてきている。
台風となると我々小屋番は登山道がまず気になる。
ましてや大型で直撃となると登山道とともに小屋そのものが心配だ。
ここに限って言えば、南側に進路をとってくれれば影響は少なく、北側を通る時にはかなりの雨量になる。もちろん風も吹き荒れる。
今回は北側を通りそうなので、数日前から落ち着かない。
信州側の千曲川水源コースは沢沿いだけに心配も多い。
大抵、台風のあとでもかなり増水しても登山道はぴちゃぴちゃ程度で歩くには問題ないが、またに崩落も起こる。
今回はルート上中間あたりにある本流を渡る橋が一番の心配。
かなり老朽して片側が下がってきている。
前回の増水時はもってくれたが今回はどうだろう。
流されなければいいが、万が一流されればしばらく通行止めだし、早急に渡れる様にしなくては。
そんな訳で今日、そこの橋が流されてもなるべく早く対処出来る様、施ししてきた。
全部で30キロ近い。橋掛けには最低このくらいは必要。
明日は午前中から雨の予報で、時間とともに強くなる。
明日の午前中までがピークかな。
予想が外れてたいしたことなければいいが。
明日、登山を計画している方はいないと思うが、台風一過の日も控えた方がいい。
次の日には道を見に行くので情報が書けるけど、山の中では電波も通じないのですぐにとはいかない。
特に沢沿いコースはしばらくして水が多少引けてからが間違いもない。
どうか宜しくお願いします。
さあ、もう食材等がギリギリで自転車操業ボッカ中。
ここで橋が流されたとなれば、嗚呼、考えたくない。
どうか小屋も飛ばされません様に。
ので、泊りは必ず予約して下さい。
現在の小屋の周り。
すっかり彩りが消えた静けさ。
10日ほど前は
きれいでした。
そろそろ麓がきれいでしょうね。
あなたにおススメの記事
関連記事