考えよう!俺!
唯一とも言える小屋のイベント『水の日』が終わりました。
日照り続きの真夏でも、雪に閉ざされた厳冬でも、源泉からは常に水が湧き、その水が里を潤します。
その水は深い森の樹々が蓄え枯れることはありません。
そんな森の有り難さ、水の大切さを改めて考えようと発足した水の週間、『水の日』のイベント。
でもよく考えてみると…、水源より高い標高に位置する甲武信小屋。
豊かな深い森奥秩父の真っ只中にして、そこを「職場」としている我々小屋番が、一番考えなくてはならない森や水。
さしずめ『水の日』は
「有り難き森を、清らかな水の事を改めて考えよう、な!小屋番よ!」
的なイベントなんですなあ…と、他人ごとの様に思いました(さっき)。
水に関わるクイズや、三水源(千曲川、荒川、笛吹川)の利き水、三県(長野、埼玉、山梨)の地酒での利き酒。
到着した登山者の方から順々にアタマをひねってもらいました。
全く酒の飲めないゲコさんも、商品かかったクイズとならばと顔を真っ赤にしながら挑みます。
特に三水源の利き水は難しいね。
数年前から私が三つの水源に水を汲み行っているので正解は分かりますが、それ以前は私、一度も当てたことはありません( ̄^ ̄)d。自慢です。
水源の水で打った蕎麦も、先生(?)立ち会いの元、粘土細工よろしくコネコネモミモミパタパタチョキチョキ、皆でおいしい蕎麦を打ちました。
手打ち蕎麦を含めた夕食後はプチ宴会。
賑やかに水の日は幕を閉じました。
不安定なお天気の中、皆さんありがとー。
あっ、また雨が強くなってきた…。
うっとうしい雨、しかしこの雨が山を潤し里を豊かにするのです。
でも、いい加減明けてくれないかなあ…この天気…。
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