暗い部屋、衣擦れの音が…

きーちゃん

2009年09月20日 12:57

山小屋の夜は更けて…。





「おい、いい加減眠らせてくれないか?」


「やだぁ、まだこんな時間じゃない、もう寝るの?」

「当たり前だろ、明日も早いんだ、もう寝ようじゃないか」


「私、寂しい、ねえ、ねえねえ」


「困った奴だなあ、俺は疲れているんだ、早く床に入りたまえ」


「やだぁ、私、眠れないわ〜こんな時間に、何だかお腹空いたわ」


「おいおい、お前の生活は夜型だろうが、俺は小屋番、朝型なんだぜ、勘弁しておくれ」


「あなたが寝てしまうなら私、勝手に起きているわ、お腹空いて眠れないの」


「勝手にするのは良いが、静かにしてくれよ、寝付けやしない」


「あ〜、お腹空いたわお腹空いたわお腹空いた〜」


「ガサガサうるさいなあ、静かにしろよ!」


「大きな声出さないでよ!私だって…、お腹一杯になれば大人しく寝るわよ!」


「お前こそ、大きな声出すなよ!お客様が起きてしまうだろ!まったく、お前とはやっていられないよ!」


「いいわよ、あなた最低よ!アナタは敵よ、大っ嫌い」











最近、枕元にネズミが…。

足音や行動からするとヤマネ君かなあ…。


パタパタガサガサ、たまに顔の上を横断したり。




本当に、寝かしておくれ…。




正体は『ヤマネ』君でした。
顔の上は歩かないでね。


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