火
なんだコレ?初めて見た。
これって誰に言っているのかなあ?
子供が見て、「うわ!俺子供だから危険だあー」
って、慌てて放り投げないでしょう。
反対に好奇心駆り立つよなあ。
大人なら、火は怖い事くらい…、ねぇ。
…分からない大人もいるのかあ…。
私が小学生の頃、親父がヘビースモーカーだった我が家にはマッチやライターがそこかしこに散乱していました。
親のいない独りのある日、分厚い硝子製の大きな灰皿にマッチを一擦り。
ユラユラ燃える小さな火は一筋の細い白い煙をプッと吐いて燃え尽きた事を教えてくれました。
もう止まりません(笑)。
次々にマッチを放り込み、それだけでは我慢できず丸めたティシュペーパーも次々に放り込みました。
初の焚き火体験(室内だけど)。
「もう少し炎を大きくしてみたい」
といろんな物を放り込むうちに、…テーブルの表面は焦げはじめ、大きな分厚い硝子の灰皿は「バキッ」と割れました。
「ドキッ!!」
もう大慌てでテーブルに散乱した火を…、どうしたかなあ…。
↑
このあとよく覚えていません。
ただ、帰宅した親父にこっぴどく叱られてビービー泣いたのは覚えています。
この時、火事になっていたら…と思うとオソロシイです。
小屋の薪ストーブ。
「火は俺が調整しますから、触らないで下さいね」と言っても、燃える炎に心も燃やされたか、止めろと言ってもいじくりたくてしようがない「オトナ」がいます。
「じゃ、火が小さくなったらコレでコウしてコウやってからコレを入れてね」と教えて「火の番」をしてもらいます。
火の番を命じられた「オトナ」は責任感まで燃えだして嬉しそう。
子供も大人も、みんな火が、炎が好きなんだね。これは本能だな。
だから教えてあげればいいのです。
あなたにおススメの記事
関連記事