ケトル、薬缶、鉄瓶
暦ではもう春ですが、まだまだ寒くて嬉しく思うのは冬産まれの冬好き、って訳ばかりではなく石油ストーブが好きってのもあります。
と言いますか、そこに突っ掛けるやかんや鍋等がコトコトシューシュー言っているのが好きです。
漢字では、と言うか元々の意味でやかんは「薬缶」と書くらしいですが、ここでは「やかん」でいきます。
何となくしっくり来ないので。
10年くらい前にやかんが欲しいと先ず買ったのがこれ。
やかんと言うかケトルかな。
注ぎ口に付いた笛。
沸騰すれば蒸気で笛が鳴りお湯が沸いた事を教えてくれます。
ちびっ子の頃、石油ストーブの上の笛つきヤカンがヒューヒューと囁いていたのを思い出します。
今も使っていますが笛機能はウルサいからオフです。
5年くらい前に、山小屋の影響で「ストーブの上はコレだ」と思い手に入れたのは
アルマイト製の「これぞ!」的なやかん。
そう、炎天下のグラウンドで泥だらけの奴等がコレに入った水を回し飲みしたり、バテてダラしなく寝転んだ奴にかわいいマネージャーが水を顔に浴びせたりするのもコレ。
このやかんは、私が群馬の居酒屋で3日間働かせてもらい、その時にマスターがプレゼントしてくれたもの。
小屋では10リットルの物を使っていますが我が家は4リットル。
台所とストーブの往復だけでは5年使っても新品みたいに見えます。
傷だらけ、デコボコになって改めて輝く一品です。
数ヶ月前に、やはり山小屋の影響で欲しくなり、小屋のオーナーからプレゼントして頂いたのがこれ。
そう、南部鉄瓶。2.5リットルくらいのお湯が沸かせます。
ちなみに小屋のは
10リットルの特大サイズ。
山小屋に馴染む風格です。
自宅ではそんなにデカイのは必要ないのでこのくらいに。
小屋でいつも鉄瓶でお湯を沸かしお茶を飲んでいると「これを下界でも」と思いおネダリ。
お緑茶の「緑色」も鮮やか、味も甘みを感じます。
もちろん見た目も素敵。
スズミ桜と言う紋様らしいです。
こちらはボコボコにしたくてもなかなか出来ない一品です。
たった3つですが我が家の湯沸かし隊です。
いつもは台所に笛吹ケトルくん。
運動部やかんくんは補充隊、焼酎お湯割りやお茶には南部てっちゃん。
鉄分も取れるし、取っ手が熱くなるので鉄瓶はあまり動かしません。
それぞれの場所で仕事をこなしてくれております。
見た目だけでも温かい。
だから冬が好き。
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