小屋閉め

きーちゃん

2014年12月09日 11:28

小屋閉めてもう何日経ったのか。



11月30日に今シーズンの小屋営業を終えて、下山しました。

8日前に。



毎年の事だけど、小屋を閉めるとアタマもいったん閉じてしまうようで、腑抜けになる。
意地でも仕事のことを忘れたくなる様。
なのか?

曲がりなりにも「ブログ」なんて言う物をやっているのだから、この場を借りてお礼の一つも述べねば。

お泊まりになったたくさんの登山者の方々、
手伝いに来てくれたたくさんの馴染みの方々、
ここ「きーちゃんの部屋」を覗いてくれた方々、
お土産持って来てくれた方々、
「きて!」と言ってもなかなか来てくれなかった方々、
わたしのお酒をたくさん飲みやがった方々、
お酒の苦手なわたしに無理矢理お酒を飲ませ酔っぱらわせた方々、
寝ろって言ってもなかなか寝ずにわたしとコソコソ夜更かしした方々。

皆様!

お疲れさまでした!  おれ!


ありがとうございました!   



さっ、今年の小屋閉めの話をさっくり。



なかなか来なかった雪も、最終週に10センチほど積もり、やっと普段の冬らしくなった小屋周り。

この景色が小屋閉めには似合います。

しかし二日後、季節外れの雨でグチャグチャとなった雪面。次の日はもちろんカリカリの雪道に。



最も重要な小屋閉め仕事の一つ。
水源のポンプを小屋めで運び仕舞う事。




数年前まではポンプとエンジンが一体型で、重さは50キロあった。
足場の悪い源流からの運搬は恐ろしかった。
今は二分割できてだいぶん楽になった。


親しいお客さんも一緒に戸板をはめてくれたりした。

仕事の声がかかるのを待っていて、指示があれば飛んで行ってくれる。
ありがたき!


ふとんもいったん冬支度。

小屋の大先輩のむーさん、小屋の大常連すーさん。
先輩達を使って、バチが当たりそうだ。でも使う。
感謝!



相棒ゴッチャンも初めての小屋閉めを経験。

やる事が多く、細かい事も多い。
一回では到底覚えきれない。14年目のわたしも怪しいくらいだから。



年末年始に使う食料を厳選し、室(ムロ)に入れる。

冷凍庫の様になる小屋。物によって仕舞う場所を考える。


最後の晩餐。

この日は15名ほどのお泊まり。
中には小学生の兄妹まで。話を聞けばすでに山にハマっているツワモノ。この時期にケロっとした顔で登って来るんだで。
また、雑誌の取材もたまたま入って賑やかに。
親しいカメラマンや矢島さんや沢登りのパイオニア、大御所高桑信一さんまで。
普段の小屋閉めは静かな晩に浸る事が多いけど、今年はいやいや賑やか!こんなのもいいですな。



顔は怖いが優しい小屋の常連さん達。

新人ごっちゃんをお持ち帰りしようと牙をむく。



次の日の朝食後、パタパタと後片付け。
皆でパタパタと。

で、最後の戸締り。

しばらくお休みに入る甲武信小屋。
なんとなく寂しい。
でもやっぱり嬉しい。


ここで挨拶を交わし三々五々、各々の下山路へ。

ごっちゃんはデカいザックを背負って一人、雲取方面に縦走。青梅まで歩いて帰宅するそうな。
むーさん、Wさんは毛木平へ。
他のメンバーは西沢方面へ。

カリカリになった道をチェーンスパイクを履いて下山。




で、西沢下山チームは下山後、いつものはやぶさ温泉でプチ打ち上げ。

運転で飲めなかった人もいる中、しっかり飲んでしまいました。すみません。

この後、ほぼ泥酔状態で久しぶりの我が家へ帰宅。

骨折中の妻Nちゃんの冷やかな目に負ける事なくさらに飲んで、撃沈しました。

こうして始まった年末までの休暇。
そら腑抜けにもなるわ。




そろそろ身体動かさないと。

とりあえず、飯の支度等の家事をこなしております。




小屋閉めに関わってくれた方々、ありがとうございました。
気に掛けてくれた方々もありがとう。

写真の殆どは、むーさんが撮ってくれたFBのアップ写真を無断で使わせて貰いました。
ごめんなさい。

前記の雑誌は、12月22日発売の「ランドネ」と言う雑誌に掲載されるそうです。
立ち読みしましょう。


年末年始は12月29から1月4日まで。

それまでちょっと休暇。






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