苗場ゲレンデ 未だ学生か!?

きーちゃん

2010年01月20日 00:08

今年は冬型の気圧配置が続き、日本海側はた〜んと雪が降っているようですね。
そんな中、昨日から新潟県は苗場に雪遊びにツレと来ました。

夜行バスの安宿パックツアー。
車もお金も無いのでまあ仕方がないにしろ、初めての格安スキーツアーは結構きつい物がありました。
バスの不快適さは心していましたが、早朝5時過ぎに吹雪の訳の分からない場所にポイッと降ろされ途方に暮れました。
慌てて屋根下を探し、カッパを羽織ったり靴を履き替えていたら同乗した人達はいつの間にか何処かへ。

スキー場の場所も分からず、降り積もる雪に車道だか歩道だか、駐車場か野原か分からず…。

何とかゲレンデそばのトイレを発見して、その中で身支度、コンロを出して朝飯を作り食べました。

くつろいでいると警備員のおっちゃんに「なにやってんの?」と聞かれ、「スキー場開くまで雪をしのいでいます」といいましたが、なんだか変な人を見る様です。
まっ、ツレ(女性)と男便所でコンロで暖まっていたら・・・、まあ家なき人ですな。

結局朝4時から入れる仮眠室があったことをその時はじめて知りました。・・・ガックシ。


ちなみにスキー、私もツレも、滑れません(笑)。そう、とっても下手。

私から言わせればスキーは・・・、滑るし、止まらないし、リフトの乗り降りは怖いし、変な音楽かかってるし、みんな上手いし、・・・キライです。

まっ、でも結構楽しかったのですがね(笑)。


貧乏学生よろしく、飯は自炊で。これもなかなかたのしいですね。いや、本当はレストランで食べたいけど・・・、値段がねえ。
ご一緒する相手にもよりますが、今回は満場一致(二人ですが)でケチケチコースでした。

学生と言えば、こんな事もありました。


二日目の遅い昼、空いているレストランの入口近くでコソコソと、朝に湯がいた冷えたスパゲティに暖めたレトルトミートソースをかけて食べていましたら、厨房のお兄さんが声をかけられました。

「寒いでしょう、中で食べなよ、構わないから」

「ああ・・・、いいんですか?すみません・・・」

暖かいレストランの端っこで再びコソコソ食べていましたらお兄さんが話しかけてきました。

「学生さん?」

「いや、社会人です、すみません・・・」

「山から降りて来たの?」

「いや、ただのスキーです」

「山屋さんかと思ったよ」

「普段は・・・まあそうなんですが・・・はい」

「何食べているの?」

「朝に作ったスパゲティです・・・はい」

「ははは、やるねえ」

「すみません・・・持ち込んで・・・」

「もう空いているし構わないよ、ねえ、豚汁食べるかい?」

「えっ!本当ですか!食べます!」

「じゃおいで!」


んで結局豚汁と、おこげだからとドンブリご飯に、更にカレーをかけてくれまして・・・。

いやあ、嬉しかったし美味しかったです!

お兄さん、ありがとう!


丁重にお礼を言い、しばし談笑してスキー場を後にしました。
私も似た様な仕事をしている故、考える事がありましたね。勉強になりました。



今回のゲレンデスキー。
ヨロヨロ滑る私を引き逃げしやがったスノーボードの若者には(また転んだじゃねいか!)プンスカプンッでしたが、最後にとても嬉しい出会いがございましてです。



(注)私達は決して本当の貧乏(裕福でもない)ではないです。スキーなんてしている訳ですし。
節約楽しんでいるだけです。


あっ、写真は・・・と・・・

便所の写真と・・・

美味しかったお菓子(空っぽ)くらいですみません。

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