今日5月17日
先週の休暇、月曜日。
親父が心臓のカテーテル手術をした。
大手術ではないが万が一がある為、主治医の先生から「家族の方も来てください」と言われ、横浜に住む姉貴とお袋の三人で病院に向かった。
向かう途中
「昼飯でも」
と入った蕎麦屋のつまみが魅力的で不謹慎とは思ったけど、たまらずお酒を二合ほど飲んでしまった。
まっ、酒の好きな親父なら多少酒臭くても許してくれるだろうとね。
ベットに横たわる親父に顔を出してしばらく談笑し、程なくして手術室へ向かう親父を見送った。
寝不足とホロ酔いでダルくなり、空になったベッドで昼寝をさせてもらった。
入院経験のない私は、自分が入院患者になった事をイメージしながらぼんやり外を眺めたり天井を仰いだりした。
清潔な院内にしろ、空気の流れのない空間はどうも息苦しい。
たった二泊三日の入院でも退屈だったに違いない。
うつらうつらしていたら聞き覚えのあるでかい声が入り口の方からして、看護婦さんに車椅子を押されて親父が帰ってきた。
「病人のお帰りだぞ」
「あれ、早かったねぇ」
「早くて悪いか?」
「いや、もう少し寝ていたかった…」
一時間足らずの心臓の手術は無事に終わった。主治医から手術の説明等を聞いて、最後に親父に挨拶をして帰宅したが、心臓の手術と聞くと物凄いものを想像したが意外にあっけないものだった。
しかし無事に済んで本当に良かった。
で、来月はお袋が同じく心臓カテーテル手術をするらしい。まったく、そこまで仲が良くなくたっていいのに…。
シャクナゲの時期で小屋は忙しく、お袋の手術には顔を出せそうにないが、山の上から無事を祈ろう。
久しぶりに会う両親。すっかり年老いたように見えた。
だよなあ…。
今日5月17日、小屋の仕事に就いて丸九年がたった。あっと言う間に時間は過ぎていく。
今朝の気温は+3℃。
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