アナタはどちら?

きーちゃん

2011年06月30日 12:38

先日お泊まりになったお客さんとの酒の席で、山の指向性について話が盛り上がりました。

一つの山域に足繁く通う方と、数多にある山を数多く登りたいと思う方。

一つの山域には沢山のルートが有り、季節や天気、その日の気分によって山や森の違う顔を楽しみたいと思う方もいます。その山を『知りたい』と思えば一度や二度では知ることは出来ず、自分のホームグラウンドと感じられればより深く大胆に、そして慈しみを持って歩けるでしょう。

また、一度行ったところはまたいつかの機会でと、数え切れないほどの山を森を少しでも眼に焼き付けたい、知らない空気を味わいたい、もっと視野を広げて歩きたいという方もいます。


この二つの考え方はうっかりすると激論となり、互いに罵り合い、喧嘩に発展することもありますが、探求心としては変わりがなく、どちらが良いと言うことはなくただただ嗜好の話です。
ちなみにこの晩は罵り合うことなく愉しく話が盛り上がりました。


山だけではありません。
例えばよく行く地方の土地。
温泉宿など常宿を決めて行く方もいれば、毎回違う宿を楽しみたいと思う方もいます。

宿の女将に「お帰りなさい」なんて言われて些か優越感に浸りながら癒されるか、アタリかハズレか毎回別の宿を探し、アタリなら「俺の目に狂いはなかった」と些か優越感に浸って癒やされるか。
これも好みでしょう。私は野宿なのでどちらでも良いです。


遠出した時に限りません。
近くの居酒屋にも言えます。
これに関しては私は前者。通いたいタイプ。安くて旨ければ尚のこと、きれいなママや、可愛い看板娘、サービス満点の大将がいたらもう。
馴染みになって気を使わずダラダラ酒を飲めるし、山が違う一面を魅せてくれて感動するのと似たように、その日のオススメをそっと出してくれたり、その店の裏メニューを味わえたり、珍しい珍味をサービスしてもらって感動したり、もっと深くなれば大将の愛人を拝見できたり(また味わえたり)、聞きたくもない身の上話まで聞く羽目になったりと、山の感動に劣らぬドラマが味わえます。



一年ほど前から住み始めた国分寺の街。
未だそんな店も見つからずフラフラしております。
諸事情で昔ほど飲み歩けなくなったのもありますが、なかなか『ここだ!』って言うところが見つからずに毎度違う店に。嗜好が変わったのかしら?

最近では家の縁台で飲むことに幸せを感じていますが、隣の家の縁台も気になるし…。

今度お留守の時にこっそり隣の縁台で飲んでみようかしら。






長文の割に、まったくまとまりのない文章…、思考がアレしてるようです…。




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