いったりきたり
先週のアタマ、体調を崩していた母の様子を見に埼玉へ。
肋骨を折ったのでまだまだ痛そうだけど、あとは時間の問題。大丈夫そうなので安心した。
上京ついでに街をふらつき、知り合いのライブを聴きに行ったりと、数日楽しんだ。
北杜市から出ると何となくワクワクするが、北杜市がつまらないわけではない。
土を耕すことからスタートした畑も、周りからかなり出遅れて焦っている。
土いじりは楽しいが素人には大変な作業。
そんな中、耕運機持参で仲間が駆けつけてくれたり、耕すのを楽しみながら手を貸してくれた友人のお陰で一気に進んだ。これはまたの機会に書くとして。
埼玉から北杜市に帰る間際に、中学校からの友達の親父さんが亡くなったと連絡が入った。
葬儀まで居たら一週間の滞在になるし家の事や畑も気になる。
やむなく帰宅したけど親友の親父さんの弔いは気にかかった。
ほとんど会ったことのない親父さんだが、不慮の事故から人生の大半を施設と車椅子で生活していたことは知っていた。
葬式への参加なんて、誰のためでもない、自分自身の納得のためだ。もじもじしてながら悩んでいたら「行っておいで」と妻が言ってくれた。
1週間で2往復は単純にお金がキツイけどありがたかった。葬儀へはほぼ日帰りだったけど、やはり行ってよかった。
告別式には俺以外はほぼ親族のみの小ぢんまりとした式だった。
久しぶりに会う友人の顔を見て少し話ができたことも嬉しかった。
友人も地元川口を離れて栃木に暮らしている。
物理的にも会うことが難しくなるが、何かは繋がっていると確信が出きる。
ほとんど接点のなかった親父さんにお会いできてよかった。亡くなってから会っても仕方ないけど、でも、よかった。
あの世でたくさん歩いてほしい、そしてお疲れ様と手を合わした。
死後の世は信じている。
だから、損も徳も、幸も不幸も、偉いも偉くないも、みんな一緒だと思っている。
人の死はたくさんのことを考えさせてくれる。
日が暮れる前に北杜市の自宅に着き、そのまま日暮れまで畑に行って鹿避けのネット張りの準備をした。
慌ただしかった1週間を整理しながら、土をいじるのが心地よかった。
なるべく自分を誤魔化すこと無く、いこうと思った。
関連記事