小屋締め〜孫四郎〜帰宅
12月1日に小屋を閉めて下界へ降りたルートについてちょっと書きます。
気温が下がるとラジオで言っていたわりには暖かかった閉める日の朝は+1℃の気温。
12月とは思えない気持ちの悪い気温で、しかも小雨がシトシト・・・。イヤだ。8時30分頃小屋を出て下山開始。
前日30日に上がって来た、山は久しぶりの
モウビー隊長と雁坂峠方面へ。
最後のお務めの登山道巡視を手伝ってもらう。
登山道異常なし!
氷雨の中歩く男等異常あり!みたいな。
巡視は雁坂嶺まで。
ここから今回の核心、雁坂嶺から北東に伸びる尾根、孫四郎峠への道。
たまには地図とコンパスで歩くのも楽しい。
いや私は地図もコンパスも用意出来ませんでしたが・・・。
尾根を下るときは枝尾根に入りやすいので慎重に。
で、途中の開けた所でテント泊。
いつしか雨は雪へ。
♫雨は夜更け過ぎに〜、雪へと変わるだろ〜、アイゼンな〜い、懲り〜な〜い♫
お酒が足りなく早々に消灯。
早朝、雪化粧した静寂の森を歩く。
気分は静かに高揚。待ちに待った雪が下山時とは。
結果的に最高の景色を満喫出来ましたが。
そんな気分も束の間で、シャクナゲや針葉樹の幼木に行く手を阻まれ景色どころではない。
モミクチャになりながら薮を漕ぐモウビー隊長。
距離にしても1km満たない尾根歩きは実働90分程で終了。
地蔵岩少し手前で、雁坂小屋から川又への登山道へ出ました。
短くも充実したコースでした。
ここから約10kmで川又集落。
気温は0℃。薮に揉まれて濡れ鼠な身体は歩いても暖まらず。
足もチビタイ。
2時間強で登山口に。
ここから140号を20分程で川又集落バス停。
高度を下げても寒さは大して変わらず。
凍えながら歩く。
運悪くバスは1時間30分後。
じっとはしていられない寒さなので歩く。
(この辺りから面倒で写真無し)
結果として約12キロ、大滝温泉まで歩いてしまいました。
ガチガチに強ばった身体を温泉で解凍し、風呂後の酒で生き返った。
15時過ぎにお祭りムードの秩父に到着。
雨模様だけど熱気を感じる駅前の雰囲気にいささかテンションが上がり始めたけど、次の日に仲間と合流してお祭り見物するモウビー隊長と、小屋でお世話になっている今祭りのホスト、駅近在住の川上さんとここでお別れ。
秩父で遭難せずに、7ヶ月間のお山仕事を終えて帰宅しました。
数年前なら進んで遭難してましたが・・・。いろいろねえ・・・。
モウビー隊長以下のんべいさん達は無事に遭難したか知らん。
楽しい小屋締め下山でした。
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