下山日、休暇初日

きーちゃん

2014年06月23日 22:44

日曜日、朝の仕事を終えて早々に下山。休暇が始まる朝は慌ただしい。

小屋の仕事を手伝ってくれた仲間と3人で下山。雨の中の下山はやはりいつもより時間もかかる。10時台のバスに間に合うか心配だったが、割と余裕があると計算できるところまで降りた時にハプニング。

昨夜お泊まりになったパーティが何やら割と切り立った斜面を覗きこんでいる。
聞くと休憩中にザックを斜面から落としたと。
みればザックは見当たらない。
そりゃそうだ。この傾斜ならヌク沢の沢床まで落ちるでしょう。
諦めれば?と言いたいが、簡単に諦められる物でもないし。これが北アルプスや会津の谷なら諦めもつくけど、奥秩父の谷ならちょっとねえ。
しかし安易にくだることは危険。
まして沢ならなおのこと。
メンバーの中から「ちょっといってみよう、下ってみよう」な雰囲気になったのでもう私が行こうと決めた。
沢の経験がない登山者を、自業自得とはいえ谷まで下らせる訳にはいかない。やるなら私の知らないところでやってもらいたい。

沢まで100mちょいか?
また登り返すのは勘弁なのでヌク沢と林道がまじあう橋で落ち合うことにして、メンバーはそのまま登山道を下ってもらった。
バスの時間が気になるが、ここで怪我する訳にはいかない。
こんなハプニングもあるだろうと腹をくくりザックが転がった斜面を慎重に下った。
ヌク沢の下流部には悪いところはないのは知っている。足回りは幸いスパイク地下足袋。沢の下降も出来るだろう。
しばらく下ると白波だった沢が見えて来た。さらに下ると沢筋にザックが見えた。
この時はじめて気づいたが、空き缶空き瓶の入った無駄に重い私のザックをメンバーに背負って降りてもらうんだった。
結局ザックを二つ持って沢を下る羽目になった。
沢には悪場はないがスパイクでは滑った岩がよく滑る。
場所的に、落ち合う橋まではたいした距離でないこともわかっていたのでバスの時間を気にしつつ慎重に下降した。
(わたしは沢の経験がある程度あります。で無い人は絶対に真似しないで。辛くとも登り返して尾根を歩くこと。鉄則)
雨の中、沢を渡渉しつつ20分ほど下って林道の橋に出た。
先に待っていた仲間と、ザックを落としたパーティと合流。
ザックと我が身の無事に安堵するのもそこそこに、ギリギリとなったバスの時間を小走りに急いだ。
バスに間に合えばそんなハプニングももう笑い話。
先ずは我々の常風呂で汗を流し一杯。


車窓を眺めワイン等と惣菜で休暇を実感二発目。


帰宅路とはちょっとずれて以前暮らしていた国分寺へ。
友人の個展へ。


個展会場で酒盛り。
差し入れで持ち込んだワインを平らげ、個展の作家さんから逆に差し入れてもらいまた飲む。


うまいくて安い中華料理で一杯。
休暇を実感と言うより溺れてます。


ここでメンバーは三々五々帰宅。

わたしは友人に誘ってもらったジャズシンガーのライブを観に高円寺へ。

素敵な晩に相応しい締めの音楽。


左端、小笠原の爆弾女、蟻地獄まるちゃん。
嬉しい再会だった。


で、ようやく帰宅。時間は23時も回っている。
途中のコンビニでエネルギー補給。



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