祭りの後

きーちゃん

2014年10月10日 14:18

犬も食わない祭りの後。






面倒な事をしたもんだ。


はあ、後の祭り。


さて、どう直そうか。
はっきり言って選択筋、やり方はたくさんある。

1・ぱっと見わからないくらいキッチリ直す。これも手間をかければいくらでもいける。

2・逆手にとってアートにする。わざと柄を変えて賑やかに、窓風にして人形が中から覗いてるみたくとか、箱を埋め込んで小物入れにするとか。

3・ちり紙突っ込んで色紙貼って終わりにする。

4・テーブルクロスをかける。

5・こっそり同じテーブルに買い換える。

6・泣きじゃくって記者会見をする。

7・「俺は元家具屋だからこんな物チョロい」と言って先送りにする。

8・シビレをきらさせて妻なっちゃんに直してもらう。

等。



いろいろ考えたが、2番は楽しい。
次回のお祭でまた穴が空いても嫌な気にならず、モザイクアート、奇抜なデザインのテーブルに変化していきそう。
祭りでなくても空けてしまいそう。
しかし時間と労力を考えると、貴重な休暇の時間はそんなことで費やしたくない。(自分が蒔いた種の余計な仕事だけど)

な訳で、深く悩まず、材料も安く、手持ちの道具で、時間かけずに、そこそこ一家の主人の威厳が保てる程度の修理をしよう。



目標は全て込みで1時間以内。お金にならない仕事はとっととやっつける。
家具屋界のブラックジャックと言われたわたしの技、3年ちょいで挫折した技術のヤッツケ仕事を紹介しよう。




小屋の買い物でホームセンターに行ったついでに似た色のベニヤを購入。



テーブル天板の柄は板目だが、買ったベニヤは柾目でしかもツブシ(目止めして木目を無くして塗装してある)のもの。
色も質感も違うと言えば違うが、自分で塗装はやりたくない。何となく似てる物がこれだった。探してないけど。



穴のサイズ位にベニヤを四角に切る。








動かぬように両面テープで穴を覆うように貼り付け、カッターでベニヤのサイズに切っていく。
切れるカッターでしないとキレイにならない。実際錆びたカッターだったが替え刃を探すのが面倒くさかった。のできれいに切れなかった。











最後はノミで四角い穴を空ける。









ここで中をキレイに掃除をして中のアンコ(一枚の板に見せかけているネリシン、骨組)の厚みと同じ物を入れて買ったベニヤを貼り付ければ完璧。

だが、面倒なのでこのまま木工用ボンドを滴らして蓋をした。が、5年前くらいのボンドは半ば固まっていた。買いに行くのも嫌だし探すのも嫌なのでボトルを半分に切ってほじくって使った。




多少の隙間、段差はパテで埋めて、サンドペーパーで均せば完璧。

だが、ペーパーを掛けると塗装が剥げる。たまたまあったとの粉で目止めする。




しっかり乾かして固く絞った布巾で拭き取れば完璧。

だが、待ってられないので乾く前に拭いた。よっていまいちな感じ。



ベニヤの塗装が剥がれた箇所やとの粉の部分は白く目立つ。
近い色のタッチペンでキレイに塗れば完璧。


だが、買いに行くのも探すのも嫌なので。



側にあった筆ペンで塗る。黒いテーブルで助かった。













という感じで仕上がった。
二箇所で40分。
光の加減ではわかりにくい。







が、光の加減ではよくわかる。

当たり前だ。材料が違いすぎる。
テキトウだし。



なっちゃんには

「きいさん、さすがやねえ」

と言われたが、娘キナコには

「とうちゃん、なんかここだけ違う感じ〜」

と言われた。


「でも、なんか可愛いくない?」

と言ったら


「そうだね」


と言ってくれた。



次の祭りでは、物を壊さないようにしようと心に固く誓った。





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