2010年03月20日
尾瀬へ の続き
先週の尾瀬の続きをちょっと。
昼過ぎには鳩待峠を二泊目のテント場として、湿った雪の降る音を聞きながら早めの宴会、夕飯にしました。
互いに寝不足だったので、次ぐ日の行程見えぬまま18時には寝袋の中へ。
まだまだ酒もあったし飲みたかったけれど、膝と板を壊して予定をかなり狂わしてしまったし、宴会の時だけ力量発揮しても更にヒンシュク買うだけなので、大人しく寝ました。
昼過ぎには鳩待峠を二泊目のテント場として、湿った雪の降る音を聞きながら早めの宴会、夕飯にしました。
互いに寝不足だったので、次ぐ日の行程見えぬまま18時には寝袋の中へ。
まだまだ酒もあったし飲みたかったけれど、膝と板を壊して予定をかなり狂わしてしまったし、宴会の時だけ力量発揮しても更にヒンシュク買うだけなので、大人しく寝ました。
深い眠り、かなりしっかり寝た感でパッチリ目を覚ましましたが、時計を見ればまだ20時でした。
ここからいつもの如く・・・眠れない。
外はいつしかもの凄い風の音。しかも気温が下がり始めた様で寒くてしようがない。
今回私はペラペラの夏用シュラフ。それにシュラフ・カバーを重ねダウンの上下を羽織って寝ましたがこの晩は冷えました。
雨の恐れのあるこの時期、エスパースのテントも内張りを外し、フライに変えました。せめて三季用シュラフにするんだったです。
枕元のウィスキーを横目でちらり。これで体を温め、一度は去った眠気を呼び戻そうかと思いましたが、飲めば必ず尿意もやってきます。
もの凄い勢いでテントを揺さぶる北風吹く中、小便垂れる気にはなれず霜でパリパリに凍った天井眺めて置物の様にじっとしていました。
3時半に起床。
寒さに体を強ばらせながらストーブに火を着け、暖かいお茶を飲んでようやく一息。
フライ前室に置いていた朝食用の鍋に貯めておいた水がほとんど凍っていた様からマイナス10℃近くかな。
この日、私の膝の問題もあり、ここにテント他装備をデポして悪沢岳〜至仏山〜悪沢滑降〜テン場に戻る、としました。
私は行ける所までお見送り、そのままテン場に戻り昼寝・・・としました。
相変わらずの強風。森林限界でもこの状況ならば引き返すと言うツレの後を軽装で付いて行きます。
膝の具合は大分良くはなっています。しかしやはり歩くにつれ痛くなってきます。
歩き始めて1時間程で「ここまでかな」と思いましたが次第に青空が。
青空とダケカンバの艶かしい木肌が美しい。
「俺、この辺りで一服して引き返すから、気を付けて行って来て」
と伝え、先に行ってもらいました。ツレは山に関してはかなりの物ですが、スキーに関しては私同様素人レベル。しかも尾瀬は初めて。
心配もありましたが私がこの状況でくっついて行って更に足を引っ張るよりは良いでしょう。
朝日も出て来て美しさを増した山の中、登るツレを見送りました。
さて、一人になりました。とっとと下って昼酒&昼寝も魅力的でしたが、この景色の中やはりじっとはしていられません。
引き返すと言いながら、ビッコを引きつつ「もう少しだけ」と、ツレのトレースをたどりました。
「あそこの樹までにしよう」
「あそこに上がったら景色開けるかな?」
「あそこを回り込んだら引き返そう」
「あそこで写真を一枚撮ったら・・・」
んで気付いたら悪沢岳の稜線まで上がり、ツレに追いついていました。
至仏山も近い。
「あら!来たの?ここまで来たら一緒にいく?」
「いや、行かない、ここで引き返す、気を付けてな」
と言いながらストーカーの様に距離を置いて再び登りました(笑)。
だって〜この景色、テンションも上がります。
あ〜、いいなあ。
至仏山手前のピーク、小至仏山を回り込むツレと後続から来た男性二人が小さく見えます。
(ここまで来たら・・・行きたいな・・・)
しかし下りの方が膝にくる事は考えずとも分かる事。
悪沢岳手前のオヤマ沢田代で景色を楽しみ、一人引き返しました。
向こうには尾瀬が原、その向こうには燧岳(ヒウチダケ)がそびえます。
悔しさ一杯での往路の下りは予想以上に・・・・痛かった・・・。
「いてー!」と叫びつつ転びつつ一服しつつ、片足滑走面の剥がれたスキーでなんとかテン場に戻りましたが、ゆっくりとは言え3時間かけて登った往路を40分で下りました。スキーの上手い人なら10分かからないのでは。改めてスキーの機動力を知る事となりました。
天気も回復して、ポカポカに暖まったテントの中で昼寝でもここうかと思っていましたら。
ツレが早くも帰って来た・・・。
(ちっ、早えなあ)
ツレの話では、滑降斜面は雪質悪く転びつつ慎重に降りて来た、膝を負傷した私は行かなくて正解だったとの事。
あっそ。
で、また昼から宴会しても(私はそれでもよかった)しようがないので下山する事にしました。
鳩待峠から延びる長〜い林道を転びながら戸倉まで。
ここもキツかったです。
カリカリのスノーモービルのトレースの上はスピードが出過ぎ、制動も利きません(私の膝とスキーと腕前では)。
トレース脇の雪面では、ツレのスキーは快適に滑っているのに私のスキーは微動だにしません。
意を決してトレースに乗り、ストックでガッ、ガッ、ガッと制動かけては転びながら下りました。
端から見たらなんて言う格好で・・・。
戸倉のバス停にたどり着きバスに揺られて帰路につきましたが、楽しみにしていた電車宴会も座れぬほどの混み具合で却下。
次の日は膝を始め腕の筋を痛め首はむち打ち、体中アザだらけと、山でDVにあった様でした。
山スキーは、とっても痛いものだと痛感しました。
情けない・・・。
ちくしょう!来年はリベンジしたいぞ!
たぶん。
ここからいつもの如く・・・眠れない。
外はいつしかもの凄い風の音。しかも気温が下がり始めた様で寒くてしようがない。
今回私はペラペラの夏用シュラフ。それにシュラフ・カバーを重ねダウンの上下を羽織って寝ましたがこの晩は冷えました。
雨の恐れのあるこの時期、エスパースのテントも内張りを外し、フライに変えました。せめて三季用シュラフにするんだったです。
枕元のウィスキーを横目でちらり。これで体を温め、一度は去った眠気を呼び戻そうかと思いましたが、飲めば必ず尿意もやってきます。
もの凄い勢いでテントを揺さぶる北風吹く中、小便垂れる気にはなれず霜でパリパリに凍った天井眺めて置物の様にじっとしていました。
3時半に起床。
寒さに体を強ばらせながらストーブに火を着け、暖かいお茶を飲んでようやく一息。
フライ前室に置いていた朝食用の鍋に貯めておいた水がほとんど凍っていた様からマイナス10℃近くかな。
この日、私の膝の問題もあり、ここにテント他装備をデポして悪沢岳〜至仏山〜悪沢滑降〜テン場に戻る、としました。
私は行ける所までお見送り、そのままテン場に戻り昼寝・・・としました。
相変わらずの強風。森林限界でもこの状況ならば引き返すと言うツレの後を軽装で付いて行きます。
膝の具合は大分良くはなっています。しかしやはり歩くにつれ痛くなってきます。
歩き始めて1時間程で「ここまでかな」と思いましたが次第に青空が。
青空とダケカンバの艶かしい木肌が美しい。
「俺、この辺りで一服して引き返すから、気を付けて行って来て」
と伝え、先に行ってもらいました。ツレは山に関してはかなりの物ですが、スキーに関しては私同様素人レベル。しかも尾瀬は初めて。
心配もありましたが私がこの状況でくっついて行って更に足を引っ張るよりは良いでしょう。
朝日も出て来て美しさを増した山の中、登るツレを見送りました。
さて、一人になりました。とっとと下って昼酒&昼寝も魅力的でしたが、この景色の中やはりじっとはしていられません。
引き返すと言いながら、ビッコを引きつつ「もう少しだけ」と、ツレのトレースをたどりました。
「あそこの樹までにしよう」
「あそこに上がったら景色開けるかな?」
「あそこを回り込んだら引き返そう」
「あそこで写真を一枚撮ったら・・・」
んで気付いたら悪沢岳の稜線まで上がり、ツレに追いついていました。
至仏山も近い。
「あら!来たの?ここまで来たら一緒にいく?」
「いや、行かない、ここで引き返す、気を付けてな」
と言いながらストーカーの様に距離を置いて再び登りました(笑)。
だって〜この景色、テンションも上がります。
あ〜、いいなあ。
至仏山手前のピーク、小至仏山を回り込むツレと後続から来た男性二人が小さく見えます。
(ここまで来たら・・・行きたいな・・・)
しかし下りの方が膝にくる事は考えずとも分かる事。
悪沢岳手前のオヤマ沢田代で景色を楽しみ、一人引き返しました。
向こうには尾瀬が原、その向こうには燧岳(ヒウチダケ)がそびえます。
悔しさ一杯での往路の下りは予想以上に・・・・痛かった・・・。
「いてー!」と叫びつつ転びつつ一服しつつ、片足滑走面の剥がれたスキーでなんとかテン場に戻りましたが、ゆっくりとは言え3時間かけて登った往路を40分で下りました。スキーの上手い人なら10分かからないのでは。改めてスキーの機動力を知る事となりました。
天気も回復して、ポカポカに暖まったテントの中で昼寝でもここうかと思っていましたら。
ツレが早くも帰って来た・・・。
(ちっ、早えなあ)
ツレの話では、滑降斜面は雪質悪く転びつつ慎重に降りて来た、膝を負傷した私は行かなくて正解だったとの事。
あっそ。
で、また昼から宴会しても(私はそれでもよかった)しようがないので下山する事にしました。
鳩待峠から延びる長〜い林道を転びながら戸倉まで。
ここもキツかったです。
カリカリのスノーモービルのトレースの上はスピードが出過ぎ、制動も利きません(私の膝とスキーと腕前では)。
トレース脇の雪面では、ツレのスキーは快適に滑っているのに私のスキーは微動だにしません。
意を決してトレースに乗り、ストックでガッ、ガッ、ガッと制動かけては転びながら下りました。
端から見たらなんて言う格好で・・・。
戸倉のバス停にたどり着きバスに揺られて帰路につきましたが、楽しみにしていた電車宴会も座れぬほどの混み具合で却下。
次の日は膝を始め腕の筋を痛め首はむち打ち、体中アザだらけと、山でDVにあった様でした。
山スキーは、とっても痛いものだと痛感しました。
情けない・・・。
ちくしょう!来年はリベンジしたいぞ!
たぶん。
この記事へのコメント
レポートお疲れさまですm(_ _)mどんな状況下に於いても、最終的にはきーちゃんが楽しんでる様子が伝わるのは気のせいかしら?o(^-^)o
お書きになりましたのは… 現ちゃん at 2010年03月20日 18:10
現ちゃんさん
>最終的にはきーちゃんが楽しんでる様子が伝わるのは気のせい
↑
いや、結構凹んでましたよ。
まっ、お酒があればどこでも楽しめる自信はあります(笑)。
長々読んでくれてありがとっす。
>最終的にはきーちゃんが楽しんでる様子が伝わるのは気のせい
↑
いや、結構凹んでましたよ。
まっ、お酒があればどこでも楽しめる自信はあります(笑)。
長々読んでくれてありがとっす。
お書きになりましたのは… きーちゃん at 2010年03月21日 13:42
(´▽`)
↑
おお、景色がモノスゴよいですなぁ
↑
雪の生活から解放されるとそう思いますがっ
↑
2月だったらそう思わなかったでしょうなぁ
↑
こばま
↑
おお、景色がモノスゴよいですなぁ
↑
雪の生活から解放されるとそう思いますがっ
↑
2月だったらそう思わなかったでしょうなぁ
↑
こばま
お書きになりましたのは… (´▽`)そると at 2010年03月22日 20:39
そるとさん
生活と遊びは違いますよね、そりゃ。
私は雪は好きですが、掘るのは嫌(笑)。
スキーも・・・つらいです、恐ろしいです。
こばめ。
生活と遊びは違いますよね、そりゃ。
私は雪は好きですが、掘るのは嫌(笑)。
スキーも・・・つらいです、恐ろしいです。
こばめ。
お書きになりましたのは… きーちゃん at 2010年03月23日 00:31