2013年04月08日
石巻の旅【石巻 スペース千人風呂へ】
日付が変わろうかとする時間に東北自動車道に入る。長距離トラック、観光バス等の大型車が多い。
暗い暗い高速道路、そのうち雨が降って来た。
暗い暗い高速道路、そのうち雨が降って来た。
3月29日におなじみ四谷コタンでのライブ。信州から「プレイトーンズ」赤沼サンと安藤サン、秩父から私の旧友でもある諏訪サンと私の「スワッチ&キタッチ」、二組ツーマンライブは無事終了。たくさんのお客さんが来てくれて素敵な晩になった。有り難かった。
ライブ終了後来てくれた方々と歓談。酒が飲めないのが残念。ライブ後の火照った頭をスコーンとリセットしたかった。
23:30分過ぎに車で石巻へ出発。今回の石巻旅、仕事の都合で参加できない諏訪サン。残念だが仕方ない。そのかわり友人のすーさんとK君が一緒に行く事になった。プレトンのお二人と私、総勢5名の東北行となった。
先ずは夜中の移動に気を引き締める。運転交代しながら安全運転に努める。
東の空が薄ら明るくなってきた頃、仙台南部道路に入る。もう一息。千切れちぎれの黒い雲の間からは青い空がみえた。
5時半過ぎに石巻河南IC到着。
夜中の移動から初めてきた地に安堵と高揚感でテンションがあがる。「コンビニで飯と酒を買ってプチ宴会と一寝入りしようぜ」ということになり更にテンションは揚がった。山でテント場に着いた時みたいだ。お酒お酒!口数が増える。でもコンビニはあるのだろうか。
いつの間にか視線は津波被害を探している。なんとも嫌らしく感じるが無意識に周りを見渡している。静かな明け方の港町。盛ってはいないが衰退もしていない感じ。普通に見えた。
「あちこちに駐車場みたく見える空き地はさあ、みんな家だったらしいよ」
前回下見に来た赤沼サンが運転しながら教えてくれた。
急に緊張してしまった。言葉が急に少なくなった自分が安っぽく思えた。
車で街全体が見渡せる小高い丘へ行った。外の気温は1℃。寒い。素足にサンダルで来てしまった。完全になめていた。
いつの間にか厚い雲の無くなった青い空。
石巻湾へ注ぐ旧北上川の静かな景色。公園になっている丘の上には、震災前の同じ場所から撮影した写真プレートが張られている。それを観ながら、目の前の景色とを見比べる。
港付近の広大な空き地には家が建ち並んでいた事を知る。大きな建物や新しくしっかりした住宅以外はきれいな更地になっていた。
写真に写された2年前までの景色とのギャップがなかなか実感できなかった。現存の建物も、一階部分の壁が剥がされたままだったりベニヤやトタンで応急修復した状態なのがよく目についた。穏やかな海を見ているとやはりなかなか信じられない。
車の中で軽く宴会。そして仮眠をとった。
目を覚ますと駐車場には他県ナンバーの車や観光バスが並んでいた。すっかり陽も高くなった昼前に、今夜お世話になるライブ会場「スペース千人風呂」に顔を出した。
千人風呂は、震災後に被災された街の人や復興に携わる方々の汗を流す場として運営されていた仮設の湯屋。いつの間にか風呂としてだけではなく大人が集い世間話をする場所、子供が楽しむ遊び場になっていったそうだ。平成12年7月9日までの運営まで、街の人々の身体と心を癒す貴重なコミュニティスペースだったそうだ。
その千人風呂が閉鎖されてからは、隣接する空き家の旧ふとん店を手直しし「スペース千人風呂」として復興の拠点として活動を続けている。
ライブの日も近所の方々がお茶を飲みながら話したり、かわいい小学生の男の子が出たり入ったりしていたのが印象的だった。

施設内には我々には勿体無いくらいの立派なステージと機材があった。開場も広い。ちょっとビビった。
このライブの話をいただいた時はずいぶん気負ってしまった自分だったがいつもの様にすれば良いと思った、それしかだきないし。
曲がりなりにブログなんて書いてはいるが、写真を撮るべく持参したカメラは荷物の奥の方にある事を気付いたのはしばらくしてから。
シャッターを切る事が日常になっていないからなあ。今書いていて、なんだかなあと思う。

千人風呂の前の通り。静かだった。
ライブ終了後来てくれた方々と歓談。酒が飲めないのが残念。ライブ後の火照った頭をスコーンとリセットしたかった。
23:30分過ぎに車で石巻へ出発。今回の石巻旅、仕事の都合で参加できない諏訪サン。残念だが仕方ない。そのかわり友人のすーさんとK君が一緒に行く事になった。プレトンのお二人と私、総勢5名の東北行となった。
先ずは夜中の移動に気を引き締める。運転交代しながら安全運転に努める。
東の空が薄ら明るくなってきた頃、仙台南部道路に入る。もう一息。千切れちぎれの黒い雲の間からは青い空がみえた。
5時半過ぎに石巻河南IC到着。
夜中の移動から初めてきた地に安堵と高揚感でテンションがあがる。「コンビニで飯と酒を買ってプチ宴会と一寝入りしようぜ」ということになり更にテンションは揚がった。山でテント場に着いた時みたいだ。お酒お酒!口数が増える。でもコンビニはあるのだろうか。
いつの間にか視線は津波被害を探している。なんとも嫌らしく感じるが無意識に周りを見渡している。静かな明け方の港町。盛ってはいないが衰退もしていない感じ。普通に見えた。
「あちこちに駐車場みたく見える空き地はさあ、みんな家だったらしいよ」
前回下見に来た赤沼サンが運転しながら教えてくれた。
急に緊張してしまった。言葉が急に少なくなった自分が安っぽく思えた。
車で街全体が見渡せる小高い丘へ行った。外の気温は1℃。寒い。素足にサンダルで来てしまった。完全になめていた。
いつの間にか厚い雲の無くなった青い空。
石巻湾へ注ぐ旧北上川の静かな景色。公園になっている丘の上には、震災前の同じ場所から撮影した写真プレートが張られている。それを観ながら、目の前の景色とを見比べる。
港付近の広大な空き地には家が建ち並んでいた事を知る。大きな建物や新しくしっかりした住宅以外はきれいな更地になっていた。
写真に写された2年前までの景色とのギャップがなかなか実感できなかった。現存の建物も、一階部分の壁が剥がされたままだったりベニヤやトタンで応急修復した状態なのがよく目についた。穏やかな海を見ているとやはりなかなか信じられない。
車の中で軽く宴会。そして仮眠をとった。
目を覚ますと駐車場には他県ナンバーの車や観光バスが並んでいた。すっかり陽も高くなった昼前に、今夜お世話になるライブ会場「スペース千人風呂」に顔を出した。
千人風呂は、震災後に被災された街の人や復興に携わる方々の汗を流す場として運営されていた仮設の湯屋。いつの間にか風呂としてだけではなく大人が集い世間話をする場所、子供が楽しむ遊び場になっていったそうだ。平成12年7月9日までの運営まで、街の人々の身体と心を癒す貴重なコミュニティスペースだったそうだ。
その千人風呂が閉鎖されてからは、隣接する空き家の旧ふとん店を手直しし「スペース千人風呂」として復興の拠点として活動を続けている。
ライブの日も近所の方々がお茶を飲みながら話したり、かわいい小学生の男の子が出たり入ったりしていたのが印象的だった。
施設内には我々には勿体無いくらいの立派なステージと機材があった。開場も広い。ちょっとビビった。
このライブの話をいただいた時はずいぶん気負ってしまった自分だったがいつもの様にすれば良いと思った、それしかだきないし。
曲がりなりにブログなんて書いてはいるが、写真を撮るべく持参したカメラは荷物の奥の方にある事を気付いたのはしばらくしてから。
シャッターを切る事が日常になっていないからなあ。今書いていて、なんだかなあと思う。
千人風呂の前の通り。静かだった。
この記事へのコメント
石巻お疲れ様でした。
ライブも良かったよ、しかしきーちゃんのだけ動画撮れていませんでした(人生最高のライブ(きーちゃん談))
ゴメンね、ゴメンねー(U字工事風で)
ライブも良かったよ、しかしきーちゃんのだけ動画撮れていませんでした(人生最高のライブ(きーちゃん談))
ゴメンね、ゴメンねー(U字工事風で)
お書きになりましたのは… すーさん at 2013年04月10日 08:27
すーさん
>ライブも良かったよ、しかしきーちゃんのだけ動画撮れていませんでした
↑
私のステージだけが録画出来ていなかったと言うことで、ミスチルに匹敵するライヴだったということが闇の中へと葬られたわけですね。
致し方ない!
>ライブも良かったよ、しかしきーちゃんのだけ動画撮れていませんでした
↑
私のステージだけが録画出来ていなかったと言うことで、ミスチルに匹敵するライヴだったということが闇の中へと葬られたわけですね。
致し方ない!
お書きになりましたのは… きーちゃん at 2013年04月10日 15:50