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山小屋の仕事に就き早16年目のところで小屋番を卒業。カタギになるつもりが縁あって甲斐駒ヶ岳の小屋番に。山での事よりも下界での事、音楽の事、くだらない事が多いブログです。
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2009年11月25日

川の前の緊張

奥秩父は甲武信岳(コブシダケ2475m)を源として埼玉県を横断し東京湾へと注ぎ込む荒川。

その荒川は上流部、大滝村(現秩父市)の最終集落の川又にて滝川と二分します。そこから入川(イリカワ)と名前を変えて深い森の中の渓谷となります。
さらに上流へと遡ると股の沢と流れを二分し真の沢(シンノサワ)と最後に名前を変えます。
その真の沢に沿うようにある「真の沢林道」。
昔の林野庁の巡視道だったらしく、40〜50年前はかなりしっかりした道で甲武信岳登路として頻繁に利用されていたようです。

しかし今では地形図に破線で記載されている以外、エアリアマップ等一般的な地図からは姿を消して「廃道化」なんて記載されています。

人の往来が途絶え、人の手が入いらなくなった山道はあっと言う間に自然に戻ります。
倒木、崩壊、木橋の老朽化、僅かに残る不明瞭な踏み跡。

故に、これぞ奥秩父と言った原生林の中を人とすれ違うことなく静かに歩ける数少ないルートなのですが…。
人と会わずに圧倒的な原生林の中を静かに歩きたいと思うマニアックな登山者には注目を浴びている真の沢林道。そんな方達には「よい道、楽しい道」となります。

小屋に泊まった登山者に「明日、真の沢林道から降りてみたいがどうか?」
などたまに聞かれますが、季節や天候、その方の装備や経験…、安易には勧められません。


小屋を閉めて川沿いに下ると計画した私は、その真の沢林道を降りるつもりです。

ある程度、沢登りの経験があれば、真の沢林道を下るよりも真の沢自体を下った方が道に迷うこともなく実際早く下れるのですが、…やはり12月に水の中をチャプチャプ歩くのはちょっとイヤ〜。

で、ここのところご無沙汰だった真の沢林道を先日往復してきました。


前に歩いたときよりも更に荒れていました。
慎重に歩き道は迷いませんでしたが、いやはや…これは難渋しそう。
ザックを背負って倒木を跨いだり潜ったり…、過激なアスレチックの様。
壊れた橋の通過は緊張しました。
しかも雪が積もってしまった今はもっとしんどそう。

川の心配の前に、まずは山道が…。
あなどらずに行かなきゃ。
下見行っておいて良かったあ。


「素敵な道」も、今はちょっと「…」と思ってしまいます。


いやでも、「想定内」ではありましたが。



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この記事へのコメント
>川の心配の前に、まずは山道が…

(´▽`)

お~、源流からの旅、いよいよ来週ですな

んでも「絶対そうしたい」という意思と、忠実に可能かどうかは話が別の部分もあるんでっ

「できなくて普通」デス

くれぐれも無理のないように楽しくオネガイシマス

ゴールころは見に行けるかもですな^^

こばんま
お書きになりましたのは… (´▽`)そると(´▽`)そると at 2009年11月25日 20:46
>2009年11月25日 20:46
(´▽`)そるとさん

>んでも「絶対そうしたい」という意思と、忠実に可能かどうかは話が別の部分もあるんでっ



はい!私独りのお遊び旅に、他人に迷惑かけれんです。
ゆったりと臨機応変に楽しみます。


山の部分も…、これ以上の積雪になれば、潔くルート変えます。


次回、下流から源流の川上りマッスルツアー、akiraさんと是非ご参加ください(笑)。

↑計画なし(笑)




こんば、ありがたき。
お書きになりましたのは… きーちゃん at 2009年11月25日 21:08
 
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