2010年11月23日
奥秩父を歩こう〜石楠花新道(全編)←じゃない(前編)
朝の気温はマイナス4℃。
モウビーさん、イジルさん以外にも多数の常連さんがみえた今週末。
皆に朝の仕事を手伝ってもらい予定通り、7時に小屋を発つことが出来ました。
国師岳まではモウビーさんチームと同じ道。しかしこちらは最終バスが気になります。小屋前で道中の無事を互いに約束して、一足先に山頂へ。

山頂。よし!快晴!おはよう富士山!
モウビーさん、イジルさん以外にも多数の常連さんがみえた今週末。
皆に朝の仕事を手伝ってもらい予定通り、7時に小屋を発つことが出来ました。
国師岳まではモウビーさんチームと同じ道。しかしこちらは最終バスが気になります。小屋前で道中の無事を互いに約束して、一足先に山頂へ。
山頂。よし!快晴!おはよう富士山!
さあ、タッタカタッタカ!国師目指して進みます。
今回の荷物は万が一の為の野営具、ツェルト、非常食、ダウンジャケット。水分1.5L。テント、寝袋やバーナー類はなし。軽くしてスピードを上げたい。が、最後の休暇で背負い降ろさなくてはならないものもあり、結局思ったよりも多くなってしまいました。でも10kg弱でしょう。
足回りはスパイク地下足袋。
7:50、富士見に到着。

歩き始めてしばらくしてフリース等を脱ぎ、薄手のシャツ2枚に。暑くもなく寒くもない丁度良い気温に嬉しくなるー。
8:30、東梓。

甲武信〜国師岳間は展望開ける所は僅かしか無い。かわりに樹林、苔がすばらしい。本来ならガスの立ちこめる日にゆっくり歩く事をお薦めしたいコース。

んが、今日はそうも行かずタッタカタッタカ。
9:50、国師岳到着。

すでに脚はパンパンす(笑)。
10:00、奥秩父最高峰、北奥千丈岳2601m。

360度の大パノラマ。叫びたくなる様なぬけた青空。でもさすがに寒いので先を急ぐ事に。
いよいよ、今回の目的コース、石楠花新道入口。

入り口こそ石楠花やシラビソの幼木が左右から競り出て歩き辛かったけど、すぐに道は開けました。
多少分かりづらいありますが赤テープはしっかりあり迷いようは無い道。

10:30、奥千丈岳。

北奥千丈と比べて、樹林の中の小ピーク。一度気付かず通り過ぎてしまいました。
所々、鉈で枝を払った跡やチェンソーで倒木を切った跡がありました。ごく最近作業した様。


甲武信から西沢へ延びる戸渡尾根の様な雰囲気。しかし石楠花新道とは言え、シャクナゲは断然戸渡尾根の方が多いぞ。

11:00、シラベ平に到着。

いきなり飛び出す舗装された林道。深山味わい歩く者には最もガッカリする光景。意味のある道とは思えない。
ここでザックの中からパンとチーズを出して食べながら歩く。休憩の代わり、息が切れない様歩く。今回の行動食、非常食、カロリーメイトやお菓子、酒のツマミ等のほとんどはお客さんから頂いたもの(笑)。助かっております。
11:20、ゴトメキ(御止木)。

ここからモウビーさんから頂いた地形図とコンパスを出して進みます。迷ってから出しても役には立たないこの二つ。
ここから先、尾根も開け踏み跡もうっすら程度。ウルサい位の赤テープに不安は無し。
面白い木を発見。

ダケカンバとコメツガが互いに二股に空へ伸びている。

馬乗りになっている様にも見える。何となくエロくも見える。
12:00、大ダオ到着。

雁坂や雁峠を思わす開けた景色。南には富士山がいつもいる。
この辺り、数年前のガイド地図にはゴトメキ〜大ダオ間は「クマササ背丈を超す、道不明瞭」とありますが、5年くらい前に甲武信周辺のササに花が咲きました。60年に一度と言われるササの開花。その後ササは全て枯れて見通し利かなかった所もスコーンと拓けました。
この辺りもササに花が付いたのでしょう。背丈は膝下程度でした。
脚もヨレヨレになってきた!
黒金山への登りを喘ぎながら登ります。
甲武信の山頂から南に聳え、嫌でも目がいく奇麗な三角の山、黒金山。いつか反対に黒金山から我が職場を眺めてみたかった・・・。
12:40、黒金山。

念願の黒金山!樹林帯の山頂かと思いきや、北面は岩場になっていて180度強は抜けている!
我が職場をはじめ、歩いて来た稜線が目の前に広がり思わず唸ってしまう程!
右の甲武信から左へ,今日歩いたスカイライン。

国師からたおやかな尾根がしなやかに弧を描く石楠花新道から黒金山までの稜線。

今回の山歩きで一番うっとりした展望でした。甲武信山頂よりも、北奥千丈山頂よりも。
まるで屏風を広げた様な奥秩父西部の山並み!いつもと反対からの景色がこれほど魅力的だとは・・・。
さあ、いつまでも感動してはいられません。
いささかうんざりしてきた感のある山歩き。
バスに乗りたい帰りたい・・・。
つづく・・・。
今回の荷物は万が一の為の野営具、ツェルト、非常食、ダウンジャケット。水分1.5L。テント、寝袋やバーナー類はなし。軽くしてスピードを上げたい。が、最後の休暇で背負い降ろさなくてはならないものもあり、結局思ったよりも多くなってしまいました。でも10kg弱でしょう。
足回りはスパイク地下足袋。
7:50、富士見に到着。
歩き始めてしばらくしてフリース等を脱ぎ、薄手のシャツ2枚に。暑くもなく寒くもない丁度良い気温に嬉しくなるー。
8:30、東梓。
甲武信〜国師岳間は展望開ける所は僅かしか無い。かわりに樹林、苔がすばらしい。本来ならガスの立ちこめる日にゆっくり歩く事をお薦めしたいコース。
んが、今日はそうも行かずタッタカタッタカ。
9:50、国師岳到着。
すでに脚はパンパンす(笑)。
10:00、奥秩父最高峰、北奥千丈岳2601m。
360度の大パノラマ。叫びたくなる様なぬけた青空。でもさすがに寒いので先を急ぐ事に。
いよいよ、今回の目的コース、石楠花新道入口。
入り口こそ石楠花やシラビソの幼木が左右から競り出て歩き辛かったけど、すぐに道は開けました。
多少分かりづらいありますが赤テープはしっかりあり迷いようは無い道。
10:30、奥千丈岳。
北奥千丈と比べて、樹林の中の小ピーク。一度気付かず通り過ぎてしまいました。
所々、鉈で枝を払った跡やチェンソーで倒木を切った跡がありました。ごく最近作業した様。
甲武信から西沢へ延びる戸渡尾根の様な雰囲気。しかし石楠花新道とは言え、シャクナゲは断然戸渡尾根の方が多いぞ。
11:00、シラベ平に到着。
いきなり飛び出す舗装された林道。深山味わい歩く者には最もガッカリする光景。意味のある道とは思えない。
ここでザックの中からパンとチーズを出して食べながら歩く。休憩の代わり、息が切れない様歩く。今回の行動食、非常食、カロリーメイトやお菓子、酒のツマミ等のほとんどはお客さんから頂いたもの(笑)。助かっております。
11:20、ゴトメキ(御止木)。
ここからモウビーさんから頂いた地形図とコンパスを出して進みます。迷ってから出しても役には立たないこの二つ。
ここから先、尾根も開け踏み跡もうっすら程度。ウルサい位の赤テープに不安は無し。
面白い木を発見。
ダケカンバとコメツガが互いに二股に空へ伸びている。
馬乗りになっている様にも見える。何となくエロくも見える。
12:00、大ダオ到着。
雁坂や雁峠を思わす開けた景色。南には富士山がいつもいる。
この辺り、数年前のガイド地図にはゴトメキ〜大ダオ間は「クマササ背丈を超す、道不明瞭」とありますが、5年くらい前に甲武信周辺のササに花が咲きました。60年に一度と言われるササの開花。その後ササは全て枯れて見通し利かなかった所もスコーンと拓けました。
この辺りもササに花が付いたのでしょう。背丈は膝下程度でした。
脚もヨレヨレになってきた!
黒金山への登りを喘ぎながら登ります。
甲武信の山頂から南に聳え、嫌でも目がいく奇麗な三角の山、黒金山。いつか反対に黒金山から我が職場を眺めてみたかった・・・。
12:40、黒金山。
念願の黒金山!樹林帯の山頂かと思いきや、北面は岩場になっていて180度強は抜けている!
我が職場をはじめ、歩いて来た稜線が目の前に広がり思わず唸ってしまう程!
右の甲武信から左へ,今日歩いたスカイライン。
国師からたおやかな尾根がしなやかに弧を描く石楠花新道から黒金山までの稜線。
今回の山歩きで一番うっとりした展望でした。甲武信山頂よりも、北奥千丈山頂よりも。
まるで屏風を広げた様な奥秩父西部の山並み!いつもと反対からの景色がこれほど魅力的だとは・・・。
さあ、いつまでも感動してはいられません。
いささかうんざりしてきた感のある山歩き。
バスに乗りたい帰りたい・・・。
つづく・・・。
書きましたのは… きーちゃん at 11:16│コメントは…(10)
│奥秩父を歩こう
この記事へのコメント
私この縦走路絶対歩くわ。
ずっと黒金山絡めたいって思ってた。
こういう経路があったか。
いつかね。
今頃は下界か?
ずっと黒金山絡めたいって思ってた。
こういう経路があったか。
いつかね。
今頃は下界か?
お書きになりましたのは… S姉さん at 2010年11月23日 12:20
富士山が凄く綺麗ですねえ。
あ、新カテゴリーだ!
あ、新カテゴリーだ!
お書きになりましたのは… やまかわ at 2010年11月23日 17:43
>つづく・・・。
(´▽`)?
↑
それでなんでタイトルは全編?(笑)
↑
重箱のすみっこをつt略
↑
こばま
(´▽`)?
↑
それでなんでタイトルは全編?(笑)
↑
重箱のすみっこをつt略
↑
こばま
お書きになりましたのは… (´▽`)そると
at 2010年11月23日 20:00

S姉さん
山はMのS姉さん。
>私この縦走路絶対歩くわ。
↑
今鼻息が聞こえました(笑)。すんごい勢いで歩きそうっすな。いや、走るか?
>今頃は下界か?
↑
いえすあいどう。
山はMのS姉さん。
>私この縦走路絶対歩くわ。
↑
今鼻息が聞こえました(笑)。すんごい勢いで歩きそうっすな。いや、走るか?
>今頃は下界か?
↑
いえすあいどう。
お書きになりましたのは… きーちゃん at 2010年11月23日 20:30
やまかわさん
こんばんは。
>富士山が凄く綺麗ですねえ。
↑
ずっと雲の上から睨まれてると思うくらいキレイに見えとりました(笑)。
>あ、新カテゴリーだ!↑
勢いで作りました。このカテゴリーでいくつのネタ、書けますか…。
しんぱいです。
こんばんは。
>富士山が凄く綺麗ですねえ。
↑
ずっと雲の上から睨まれてると思うくらいキレイに見えとりました(笑)。
>あ、新カテゴリーだ!↑
勢いで作りました。このカテゴリーでいくつのネタ、書けますか…。
しんぱいです。
お書きになりましたのは… きーちゃん at 2010年11月23日 20:34
(´▽`)そるとさん
>それでなんでタイトルは全編?(笑)
↑
ああ…、またやってしまった(--;)。外出時間ぎりぎりまで慣れない手つきでポチポチやっていたから…、と言い訳したり。
>重箱のすみっこをつt略
↑
今度は隅をつつくだけでなく、具も残しておきますのでそちらをつついてください。←意味不明。
はずかしこばま。
>それでなんでタイトルは全編?(笑)
↑
ああ…、またやってしまった(--;)。外出時間ぎりぎりまで慣れない手つきでポチポチやっていたから…、と言い訳したり。
>重箱のすみっこをつt略
↑
今度は隅をつつくだけでなく、具も残しておきますのでそちらをつついてください。←意味不明。
はずかしこばま。
お書きになりましたのは… きーちゃん at 2010年11月23日 20:39
速いなあ・・・歩くの。
ほとんど走ってるんじゃない?
記事のアップも今回は早いなあ。
俺の歩いた八幡尾根からときどき藪越しに奥仙丈から南に伸びる尾根が見えて、
今頃あのへんかなあと思ってたけどもうその頃はずっと下のほうですね。
脱帽です。
ほとんど走ってるんじゃない?
記事のアップも今回は早いなあ。
俺の歩いた八幡尾根からときどき藪越しに奥仙丈から南に伸びる尾根が見えて、
今頃あのへんかなあと思ってたけどもうその頃はずっと下のほうですね。
脱帽です。
お書きになりましたのは… モウビー at 2010年11月24日 08:44
モウビーさん
最終バスという、ケツが決まっていると頑張れますなあ。しらび平まで所々走りましたよ,時間が読めないのでね。
でもこうゆう山行は向いていませんね、やはり私は。のんびり長くが好きみたい。
ブログも必死にアップして・・・、こちらの方が後遺症でそう。
>脱帽です
↑
脱毛してね。
お互いお疲れ。
最終バスという、ケツが決まっていると頑張れますなあ。しらび平まで所々走りましたよ,時間が読めないのでね。
でもこうゆう山行は向いていませんね、やはり私は。のんびり長くが好きみたい。
ブログも必死にアップして・・・、こちらの方が後遺症でそう。
>脱帽です
↑
脱毛してね。
お互いお疲れ。
お書きになりましたのは… きーちゃん
at 2010年11月24日 09:28

>まるで屏風を広げた様な奥秩父西部の山並み・・
きーちゃんって日本語力あるよねー
素直に感動しました。
お疲れ様でした。
by沖縄帰り
きーちゃんって日本語力あるよねー
素直に感動しました。
お疲れ様でした。
by沖縄帰り
お書きになりましたのは… kunkun at 2010年11月24日 21:16
kunkunさん
>きーちゃんって日本語力あるよねー
↑
国語は昔から中の下でしたよ。
黒金からの展望、まさにそんな感じでした。
それはいいけど…
>by沖縄帰り
↑
なにコレ!?
なにしにいっていたの!こちらは寒いっていうのにさあ!
岩かな?
うらやましいす。
>きーちゃんって日本語力あるよねー
↑
国語は昔から中の下でしたよ。
黒金からの展望、まさにそんな感じでした。
それはいいけど…
>by沖縄帰り
↑
なにコレ!?
なにしにいっていたの!こちらは寒いっていうのにさあ!
岩かな?
うらやましいす。
お書きになりましたのは… きーちゃん at 2010年11月25日 07:24