ナチュログ管理画面 トレッキング・登山 トレッキング・登山 関東 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報
ブログ作成はコチラ
あなたもナチュログでアウトドア生活を綴ってみませんか?
プロフィール
きーちゃん
きーちゃん
山小屋の仕事に就き早16年目のところで小屋番を卒業。カタギになるつもりが縁あって甲斐駒ヶ岳の小屋番に。山での事よりも下界での事、音楽の事、くだらない事が多いブログです。
QRコード
QRCODE
Information
アウトドア用品の
ご購入なら!

アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 12人

2011年09月05日

珍しく本の紹介なんぞ…

普段あまり本を読まない私ですが、なぜか秋口になるとサンマが食べたくなります。


そして本も読みたくなります。

連日の雨で小屋に籠もっていたある日、ふと本棚へ。
ある一冊の本を読み始め、夢中になった瞬間に秋が来たなと感じました。



『生きるために登ってきた』
志水哲也著 みすず書房珍しく本の紹介なんぞ…









志水哲也さんとは私が小屋の仕事に就いた一年目に、登山ガイドとして小屋を利用してくれた際、お会いしました。

登山家であり、写真家としても活躍中です。
(携帯なのでリンク貼れませんがHPもあります)

国内外での単独登攀。日本屈指の険谷、黒部全支流の単独遡行。その他、独自の表現で冒険を続けてきた志水さん。


登山でも表現者としても私の遙か先を走る、雲の上の存在です。

が反面、プライベートでのおバカさ、子供のような振る舞い故に、それ以降友人のように付き合わせていただいてます。

著書、写真集、写文集等多数。講演なども多数こなす中、毎年登山ガイドとしても我が小屋に来てくれてます。

6月、釜の沢からのガイド山行の際、出版したての上記の本を持ってきてくれて、小屋に寄贈してくれました。

志水さんの本は殆ど読んでおりますが、今回の『生きるために登ってきた』は、私には珍しく、一気に読んでしまうほど面白かった。秋なんでしょうか。



本に関して能書きを垂れられるほどのモノは私にはありません。
なので垂れません。



どこか何時も虚勢を感じた今までの著書とは違い、等身大の、ある意味赤裸々な内容は、読む私自身の心をマサグられた様な気さえしました。

己の弱い部分を知り、改めて認め受け入れたときに、更に大きくなるのだなあと、勝手に自分に突き付けながら読みました。


冒険記、武勇伝、としてでしか読めない本でなく、人臭さを感じる、山を知らない人でも楽しめる本だと思います。

中学生の頃食い入るように読んだ、植村直巳さんの書いた美しい5冊の著書を、ふと思い出しました。





興味のある方は是非、書店にて立ち読みしてください。




あっ、いや、買って読んで下さい。


とても良い本です。本当に。




あと、志水哲也さんの写真展がモンベル渋谷店にて開催されるそうです。

『白神・水と緑の回廊』

期間は9月16日〜10月2日。

9月15日(木)には同じくモンベル渋谷店にてオープニングセレモニーがあり、著名なチェロ奏者と『山と写真と音楽の夕べ』というイベントが19:00から開催されるそうです。

私も休暇中なので行ってみようかと思っています。
入場無料だし。




秋の夜長、山に思いを馳せながら、音楽に耳を傾け、サンマを食べたいです(イベントにはサンマはありません、たぶん)。



只今の気温は13℃。
しつこく弱い雨が降っております。


このブログの人気記事
11/21秋田犬ライブ
11/21秋田犬ライブ

夏の終わり山の風
夏の終わり山の風

同じカテゴリー(紹介)の記事画像
南相木フェスの出演者
夏の終わり 山の風 アコースティックプチフェスティバルin 南相木
良い食べ物
苔の達人
小屋の壁
個展
同じカテゴリー(紹介)の記事
 南相木フェスの出演者 (2017-08-04 23:23)
 夏の終わり 山の風 アコースティックプチフェスティバルin 南相木 (2017-08-03 06:35)
 良い食べ物 (2014-11-20 07:34)
 苔の達人 (2014-10-20 11:00)
 小屋の壁 (2014-06-17 18:38)
 個展 (2014-06-17 13:56)

この記事へのコメント
興味があるので、是非立ち読みしてみたいとおもいます。

それにしても、甲武信関係のガイドさんは、
「山は真剣勝負!」とか、
「生きるために登ってきた」とか、
著作のタイトルに気合が入ってますね。

「命懸けの小屋番日記」とか書いてみたらどうでしょう?
お書きになりましたのは… モウビー at 2011年09月06日 10:48
モウビーさん



>著作のタイトルに気合が入ってますね。

まったくっすね。実物はアレですが(笑)。




>「命懸けの小屋番日記」とか書いてみたらどうでしょう?


書いたよ。
お書きになりましたのは… きーちゃん at 2011年09月06日 12:21
この本のタイトルは自分で決めてないです。僕の希望は「あの山のむこう」でした(念のため)。ともあれ著作の紹介ありがと!
お書きになりましたのは… 志水哲也 at 2011年09月14日 08:03
志水哲也さん


>この本のタイトルは自分で決めてないです。僕の希望は「あの山のむこう」でした(念のため)

そうでしたか。
何はともあれ、楽しませていただきました。
明日は良いイベントになることを祈ってます。

あっいや、祈ってないで伺います。

コメントありがとです。
お書きになりましたのは… きーちゃん at 2011年09月14日 15:41
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
珍しく本の紹介なんぞ…
    コメント(4)